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社会保険労務士について
社会保険労務士は事務所を構えて開業している会員と社労士事務所や企業などに勤務している会員がおります。
開業会員は中小企業の労務管理コンサルタントとして、経営者の相談に対応したり、顧問先事業所従業員の労災保険、雇用保険、健康保険や厚生年金の各種手続きを行っています。
業務上個人情報を扱いますので、顧問先では経営者の方や一部の管理職の方と面談することも多く、社員の方は社労士がお手伝いしていることを知らない場合もあるかもしれません。
静岡県社会保険労務士会は、三島、沼津、富士、清水、静岡、島田、磐田、浜松に支部を設け、活動を行っています。労働基準監督署やハローワーク、日本年金機構や、協会けんぽなど関係する窓口への各種手続きを行っています。
雇用に関係する各種助成金の申請や、就業規則や育児介護の規則作成、事業所が法違反をしていないかというお目付け役的な労務相談も増えています。また労務監査、労働条件審査といった、労務管理の水準が一定に保たれているかどうかの客観的な内容確認も国や地方自治体の業務委託の増加と共に関心が高まってきています。
一方で個別労働紛争といった事業主と従業員間の労働をめぐっての意見対立には、法務省の認可をいただき紛争解決のADR機関を設置するなど、当事者からの厚い信頼を得ています。手続きは双方からの申し立てを聞き取り、「あっせん」という提案を行い、和解へと導く手法で行います。また紛争というレベルに至らない、困った労働問題には解決の糸口を見つけるための相談窓口として、毎週金曜日の電話による無料相談や出張相談を通じ、解雇、賃金や残業代の不払い、労働条件の切り下げ、セクハラパワハラ、といったトラブルを伺ってアドバイスしています。年金事務所での社労士相談をはじめ、浜松医大やガンセンターでの定期的な出張年金相談や、各支部が地元自治体と行う相談会など、幅広く相談窓口の設置を進めています。
さらに社会貢献として、高校への出前授業を行い、求人票の見方や社会保険・労働保険の仕組みの解説を行うなど、静岡県社会保険労務士会は安心して働ける環境づくりのお手伝いに取り組んでいます。